トップ > 社員ブログ > ブログ:石材店に相談をする前に!西多摩霊園でお墓を建てるために知っておくべき5つのポイント
皆さん、お久しぶりです。
「ブログ:お墓をお探しの方、必見!西多摩霊園を参考にお墓の種類から見学・申込まで」
「ブログ:お墓選びに大切なのはココ!西多摩霊園の快適で便利な施設紹介」
から続く、お墓シリーズの第3弾です。
今回は墓石を建立するために知っておくべき予備知識について、西多摩霊園を例に墓石建立についてご説明します。
まず、お墓と一口に言っても様々なタイプのお墓があります。
例えば、昔ながらの背の高い形をした「和型墓石」や、背が低く横長タイプの「洋型墓石」、また「五輪塔」といったものなどがあります。
最近の傾向としては「洋型墓石」の需要が高く、霊園によっては9割以上が「洋型墓石」なんてことも。
今回はお墓の形には関係なく、墓石を建てる際にお客様から出る質問を中心にご説明します。
お墓はいつ頃建てたら良いのでしょう?
お客様からよく聞かれるご質問です。
これは人それぞれのお考えがあるので、「いつ」とはっきり言えるものではありません。
お墓を建てる考え方としては、ひとつに「寿陵」というものがあります。
これは生前にお墓を建てておくことで、「長寿」「子孫繁栄」「家内円満」に繋がり、縁起が良いという考え方です。
古くは聖徳太子、最近では昭和天皇も寿陵を建てられたことで知られています。
仏教では「逆修」といい、とても縁起の良いことだとされています。
しかし、現実的な話をしますと、
・残された人に迷惑を掛けたくないので、自分が元気なうちにお墓を建てておく。
・お墓の形や石の種類など、自分の希望でお墓をつくりたい。
といったお考えから、生前にお墓を建てる方が多くいらっしゃいます。
特に石の種類や形など、自分や家族の想いを形にすることが出来るのも生前に建てるメリットじゃないでしょうか。
皆さん、霊園に行かれますとたくさんのお墓が並んでいる光景を見ることが出来ます。
よく観察して頂くと分かりやすいのですが、一般的には石で出来た囲いがあり、その中に石塔が建っていると思います。
それらを詳しく解説すると
①石 塔:墓所の中心に立つ墓石。一般的に家名が書かれているケースが多い。
②外 柵:左右・後ろとの境界を石材で囲ったもの。
③納骨棺:カロートともいう。ご遺骨をお納めする場所。
以上の大きく3つの要素で構成されています。
実際は、その他に墓誌(故人の名前を彫刻をするもの)や塔婆立て(卒塔婆供養の際、卒塔婆を建てておくもの)など様々な付属品があります。
最近ではお墓のサイズが小さいこともあり、石塔と外柵・納骨棺が一体化したようなお墓もあります。
しかし、基本的には上に挙げた3つから構成されているとお考えください。
最近の石塔・外柵に使用される石材は、ほぼ「御影石」と呼ばれる「花崗岩」です。
御影石は非常に硬く耐久性に優れ、墓石材として使用するのに最適な石材と言えるでしょう。
多くは中国・インドなどからの輸入に頼っていますが、少数ではありますが「真壁石」「稲田石」に代表される国産の墓石材もあります。
では、輸入材・国産材、どちらの方がよいのでしょうか。
輸入材でも国産材でも同じ御影石ですから、どちらをお選びになりましても品質として優劣はないものとお考えいただいて良いでしょう。
石材店の立場からすれば、輸入材はここ15年程度の実績しかありませんので、安心して使える国産材をお勧めしたい気持ちはありますが、価格的な面で考えますと輸入材の方が多くなります。
墓石材は石種により価格が変わってきますので、石材店の方によくご相談してください。
石材店へ墓石建立の相談をされますと、お客様のご希望に合わせたお見積もりを出して頂けます。
この際、注意しておくべきポイントがあります。
チラシやHPに掲載されている価格は基本価格で、お墓として成立する最低限の内容となっています。
ですので、石材の種類・墓石への加工・付属品の追加など、お客様が別途希望される内容は全て追加料金となります。
よく「見積もりを出してもらったのはいいが、金額を見てビックリした!」なんてお話を聞く事があるのは、そのためです。
石材店へご相談される際には、費用が発生する内容や、その金額を確認をしながらお見積もりを取るようにしてください。
もしくは、予め予算を伝えておくのも良いでしょう。
見積もりは1パターンだけではなく、希望内容を変えて2パターンくらいは出してもらいましょう。
その上で、ご家族でよくご検討してください。
だいたいの内容が決まったら、石材店で最終打合せ・契約となります。
契約する際には墓石工事内容だけでなく、墓石への彫刻内容もお決めいただく必要があります。
彫刻内容としては
①正面文字(家名や言葉)
②建立者名
③家紋(またはイラスト)
④故人名(戒名・法名など)
などです。
特に、家紋は普段から見ているものではないので、契約時に分からないケースがほとんど。
分かっていても、実際の家紋は似たようなものが非常に多く、改めて確認していただく場合が多いです。
ですので、事前に写真などで準備しておくとスムーズに進みます。
また、故人名の彫刻についてはお位牌や過去帳などを用意されると良いでしょう。
墓石工事を発注してから完成までの期間としては、おおむね2か月~3か月とお考えください。
先に書きましたように外国からの輸入が中心のため、石材を原石から切出し、墓石として加工、梱包して船便にて日本まで輸送します。
日本に到着後、工場にて文字の彫刻作業を行った後、お客様の墓所にて墓石の据え付けを行います。
その際、船便のため途中の天候に左右されたり、日本での検品時に問題があったなど、トラブルが発生した場合には大幅な時間のロスが発生する場合があります。
そのため、なるべく余裕をもたせたスケジュールを組むことをお勧めします。
どうしても墓石建立・埋葬の時期が決まっているような場合、その日にちから逆算して3か月前には石材店へ相談されると良いでしょう。
もちろん、国内石材による国内加工でご注文された場合には、このような問題はありませんので1か月程度で完成させることも十分可能です。
どなたかお亡くなりになった場合でも、国産石材であれば四十九日法要までに間に合わせる事も可能です。(ただし石種による)
完成後はお客様と現地でお墓の確認をして頂き、お引渡しとなります。
お埋葬が控えている場合には、霊園管理事務所にて法事のご予約などをしてください。
ちなみに、お墓が完成すると「開眼供養」を執り行う場合もありますが、一般的には一番最初のご納骨の際に、一緒に行うケースが多いようです。
お墓を建てる事、それは皆さんの想いを形にする事です。
亡き故人への想い、将来お墓を継いでいく子供や孫への想い。
大切な想いを形にする、そう考えると縁起が悪いなんて言えませんね。
ぜひ一度、富士石材店へご相談にお越しください。
以上、「石材店に墓石の相談をする前に!西多摩霊園でお墓を建てるために知っておくべき5つのポイント」でした。