トップ > 社員ブログ > そろそろ募集開始!都立霊園の申し込みで注意するべき3つのポイント
皆さん、こんにちは。
ブログ担当の柴です。
そろそろ都立霊園の募集が開始されますね。
この辺りだと、八王子霊園・小平霊園・多摩霊園でしょうか。
青山霊園はお値段がビックリするくらい高いし、谷中霊園は都心だし。
八柱霊園は千葉県松戸ですからね。
先日、多磨霊園をご検討されているお客様からご相談を受けました。
「お墓の引っ越しで多磨霊園を求めたいのだけれど。」
はい、ダメですね。
ご存知ない方もいると思いますので、改めて書いておきます。
都立霊園には申込資格・条件があります。
特に注意するべき点についてご説明します。
一つ目は「遺骨がある」ということ。
都立霊園を申し込む場合には、原則として「遺骨があること」が必要となります。
自宅に保管していたり、お寺で一時的に預かってもらっていたり。
とにかく遺骨がなければ申込は出来ないのです。
*合葬式などは除く
さらに、西多摩地域の方が申込対象とされる多磨霊園・小平霊園・八王子霊園の一般墓地に関しては改葬遺骨での申込は出来ませんし、どの霊園でも「分骨」での申し込みは一切出来ません。
*改葬・・・すでにお墓や納骨堂などに埋葬してある遺骨を別の場所に移動すること。
*分骨・・・遺骨の一部を別に分けること。
遺骨があってもダメなケースがあるということです。
基本的には「埋葬したことがない遺骨」が必要だと考えておけば間違いはありません。
注意しましょう。
しかし「今のうちに都立霊園にお墓を準備しておこう。」
最近はそうお考えになる方も多くいます。
でも今まで書いてきたように、遺骨がなければ申し込みが出来ませんよね?
あるんです。
生前に申し込みが出来るのは、合葬・樹林葬などの生前区分。
これは遺骨を合祀、要するに他の方たちと一緒に埋葬するタイプのお墓です。
お墓、というと少しイメージが違うかもしれません。
これは骨壺のまま、または骨壺から出して、まとめて一か所に埋葬するものです。
ですから一度埋葬すると、後からの取り出しは出来ません。
また、埋葬時も立ち会うことが出来ず、遺骨を係員に預けてお終いです。
ちょっと、寂しいですよね。
お孫さんがお墓参りに来たとき、なんと説明してあげたらいいのでしょう。
「子供に迷惑を掛けたくない。」
最近よく聞く言葉です。
しかし、良かれと思って合祀墓を選んでみたものの、遺された方々は寂しい想いをしているかもしれませんね。
もう少し考えてみてはいかがでしょうか。
続いて二つ目は「二重申込」です。
申し込みについては厳しい条件があり、特定の人が有利にならないようになっています。
例えば、兄弟で別々に申し込んだり、複数の遺骨で複数の場所に申し込んだり。
これら全て無効になります。
毎年、間違えて何人も二重申込される方がいるそうです。
せっかく応募されても失格にされてしまいますので注意してください。
知らないうちにご兄弟も申し込んでいた。
意外と多いそうですよ。
ただし申込の取り下げ期間が設けられていますので、間違って二重申込された場合はすみやかに取り下げるようにしましょう。
申し込みの際には家族だけでなく、親族の方ともよく話し合われることをお勧めします。
最後に「記入もれや記入不備のある申込書は全て無効」です。
せっかく申し込んでも、間違えて記入したりしては無効になってしまいますので注意しましょう。
記入後は記入もれがないか最終チェックを忘れずに行いましょう。
場合によってはインターネットから申し込むのもいいかもしれません。
インターネットからの申し込みをしたことがないのでなんとも言えませんが、前回の国勢調査でインターネットを利用してみたのですが非常に簡単に出来た記憶があります。
都立霊園の申し込みとは全く違うかもしれませんが、年配の方も申し込みされるわけですから、専用の申込用紙を使うより簡単かもしれないですね。
第一、このブログを読んでいる時点でインターネットには慣れているはずですから。
なんにせよ、都立霊園の募集に際しては必ず「申し込みのしおり」をよく読んで、間違えのないようにしてください。
以上、そろそろ募集開始!都立霊園の申し込みで注意するべき3つのポイントでした。