トップ > 社員ブログ > 西多摩霊園周辺の酒蔵5選!石川酒造・小澤酒造・田村酒造・中村酒造・野崎酒造
西多摩地域は都心に比べ気温が低いことや、秩父古生層を流れる伏流水が豊富なこと、その水が酒造りに適していることから多くの酒蔵があります。
なかでも西多摩霊園から近く、墓参ついでに立ち寄れる酒蔵5選をご紹介します。(*紹介順:あいうえお順)
石川酒造
石川酒造を営む石川家は福生の地に居を定めてから、何と400年の歴史があり、現代当主で18代目だそうです。
酒造りを始めたのは今から130年前。熊川の地に酒蔵を建てたのが始まりです。
酒銘としては「多満自慢/たまじまん」
多摩の自慢となる様、多摩地区はもとより広範にわたって多くの人達の心を満たす事ができたらといった、願いをこめて命名されたそうです。
また、地ビールの製造も行っており、酒蔵には「福生のビール小屋(レストラン)」が併設されていて、できたての地ビールまもちろん、地元の食材を使ったお料理なども楽しめます。
ちなみに、西多摩霊園レストラン「からたち」でも、この地ビールを楽しむ事が出来ますので、車を運転されない方に限りおススメ致します。
さらに、国の登録有形文化財でもある明治31年建造の酒蔵を利用したレストラン「雑蔵」もあります。
雑蔵で使用される水は全て酒造りの仕込み水で、お酒はもちろん、旬の天婦羅や新鮮なお刺身などが楽しめます。
詳しくはホームページをご覧ください。
所在地:東京都福生市熊川1番地
→ 石川酒造HP
*イメージ写真
小澤酒造
小澤酒造は元禄15年から続く、歴史ある酒蔵です。
奥多摩の名水、秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出づる仕込水により造られる美酒「澤乃井」
この名は、その所在地がかつて「沢井村」と呼ばれていた事に由来します。
小澤酒造ではその豊かな名水を生かし、酒造りだけではなく豆腐の生産もおこなっています。
また、多摩川のほとりには「清流ガーデン澤乃井園」があり、ここでは澤乃井や豆腐を楽しんだり、その他軽食・お土産など、行楽を充実させてくれるスポットです。
直営店としては「きき酒処」や「ままごと屋」などがあります。
「きき酒処」では常時10種類ほどのお酒を用意していて、色々なお酒を味わう事が出来ます。
「ままごと屋」では仕込水を使った豆腐をメインにしたコース料理など、ご宴会やご法要などにご利用出来ます。
詳しくはホームページをご覧ください。
所在地:東京都青梅市沢井2-770
→ 小澤酒造HP
田村酒造
田村家は古くから福生の地に代を重ね、文政5年に九代目勘次郎が酒造業を興しました。
自身の蔵だけでなく、他の多くの酒店と良好な関係を築きながら地域の酒蔵発展に貢献しました。
銘柄の「嘉泉」は秩父奥多摩伏流水を田村家の敷地内の井戸として得た喜びから名付けられたとの事。
田村酒造の建物は多くが国の登録有形文化財に指定されており、その貴重さが伺えます。
その文化財を見学できる蔵見学も行っており、文化財である酒蔵見学はもちろんのこと、試飲なども楽しめます。
*12月・1月を除き、10名様以上のご予約です。
詳しくはホームページをご覧ください。
所在地:東京都福生市福生626
→ 田村酒造HP
*イメージ写真
中村酒造
中村家は400年以上昔から当地に住み、文化元年より酒造業を興しました。
酒造りを始めて200年、九代目になります。
秩父古生層によって磨かれた清冽な水を仕込水として利用し、銘柄である「千代鶴」は、かつて秋川流域に鶴が飛来したことから、縁起の良い名前として名付けられました。
全国新酒鑑評会では多くの金賞に輝き、東京国税局主催清酒鑑評会では通算27回の優等賞を受賞しています。
ちなみに、西多摩霊園レストラン「からたち」でも、「千代鶴」を楽しむ事が出来ますので、車を運転されない方に限りおススメ致します。
中村酒造ではオンラインショップも開いており、ホームページからのお取り寄せも可能となっています。
また、明治17年当時の酒蔵を復元し、酒造り資料館を営業。
ここでは200年の歴史の中で使われた伝統の酒造り用具や様々な資料を展示しています。
詳しくはホームページをご覧ください。
所在地:東京都あきる野市牛沼63
→ 中村酒造HP
野崎酒造
野崎酒造は明治17年にあきる野市戸倉の地で創業した酒蔵です。
銘柄である「喜正」は創業者の名前の一文字を使い名付けられました。
喜正の仕込水は蔵正面にある標高434mの戸倉城山より湧く伏流水で、古くから戸倉の人々に利用されてきました。
現在でも大切に維持管理されており、水質はやや軟水で酒造りに適した水です。
現在、酒蔵見学は行っておりませんが、直営販売店での購入はできます。
詳しくはホームページをご覧ください。
所在地:東京都あきる野市戸倉63
→ 野崎酒造HP
ちなみにコレ、何だか知ってますか?
これは杉玉というもので、その酒蔵で新酒が出来たことを知らせる役割があります。
軒先に吊るしたばかりの時は、青々とした緑色をしていますが、お酒が熟成するように徐々に茶色に変化していきます。
秋も深まり、そろそろお鍋が美味しい季節。
お鍋を食べながら日本酒を一口。
お墓参りのお土産に、地元の日本酒はいかがでしょうか。